17世紀末の創立から、シャルトル聖パウロ修道女会の姉妹たちにとって、小さい人や弱い立場の人々は大切な存在です。
函館での創立者たちは、函館戦争や大火事で親や家を亡くした子どもたちを養育してきました。それは、東京・新潟・八代・箱根へと引き継がれて今日に至っています。
現在は函館の乳児院「さゆり園」で0歳から2・3歳までの乳幼児を、熊本県八代の児童養護施設「八代ナザレ園」では2歳から18歳までの子供たちの養育が続けられています。
「私の一番小さな兄弟のひとりにしたのはわたしにしたのである」というイエスの言葉を受けて、姉妹たちはフランスでも日本でも、小さい人々への奉仕に取り組んできました。
現代のさまざまな社会問題を背景に持つ家庭事情の中で苦しむ子どもたちを受け入れています。
◇乳児院「さゆり園」
・・・〒040-0054 北海道函館市元町15-13/TEL : 0138-22-8558
◇児童養護施設「八代ナザレ園」
・・・〒866-0826 熊本県八代市竹原町1447番地/TEL : 0965-32-2926