シャルトル聖パウロ修道女会は17世紀末のフランス絶対王政下の繁栄の陰で貧困にあえぐ人々に仕えるために創立されました。
1696年パリ郊外のシャルトル教区の寒村ルヴェヴィル・ラ・シュナールの主任司祭であったルイ・ショーヴェ師によって、平凡で名もなく、小さな共同体が生まれたのです。
「貧しい私たちのために貧しくなり、
自ら死を選んで私たちの命になられたキリスト。
そのイエスに倣い、質朴で謙遜なスールたち」
「素朴を愛し、自分たちが重要な人間、必要な存在であるなどと考えることなく、自分たちの会が創立されたのは、教会の他の重要な修道会が子どもの教育や病人の看護に手がまわらないところを、その司教区において補うためであること、そして自分たちはいわばそれらの修道会のできないところを引き受けるものにすぎないということを決して忘れてはなりません。」
(会則草案第1章)